空気清浄機が臭い!カビを撒き散らす前に絶対するべき対策
加湿機能付き空気清浄機をご使用している方は一度は臭いにこまらされたことが多いハズ。
加湿機能付きの空気清浄機は一台で加湿も脱臭もハウスダストの除去もといろいろこなしてくれ場所もとらないので大変便利な家電です。
花粉症やハウスダストのアレルギーを持っている人に取っては欠かせない家電となっていますが加湿機能を搭載していることでカビや異臭のトラブルを引き起こしてしまうことも。
今回は”空気清浄機の加湿機能トラブルと対策”についてお話していきます。
加湿機能に潜むトラブル
空気清浄機から変な臭いが!
空気清浄機を使用して何年か立つと最初はなかったはずの嫌な臭いが排気口から出てくようになってしまう場合があります。
水は毎日取り替えているのに加湿機能を使ったときに変な臭いが強くなっている場合は加湿フィルター周りに問題がないか確認してみましょう。
加湿フィルターがカピカピ。。どうなってるの?
最近の加湿機能付きの空気清浄機の加湿フィルターは丸型で弾力のあるスポンジのような素材でできていますが、異臭がするようになってしまったフィルターを見てみるとなんだか白い結晶がびっしり。
触ってみるとゴワゴワしていて、結晶がフケのようにぱらぱら落ちてきてしまう。
加湿フィルターがこんな状態になっていたらお手入れの仕方が間違っているはずです。
空気清浄機の給水タンクには水道水を直接入れることが推奨されています。
それは水道水に含まれる塩素を使って、タンクや加湿フィルター周辺にカビが生えるのを防ぐ目的もあるわけですが、ここではこの塩素が問題になってきます。
給水フィルターはその名の通り水を吸い上げてガンガン蒸発させる機能を持っています。
蒸発の際に塩素が取り残され徐々に加湿フィルターへ結晶化していってしまうのです。
こうなると本来の加湿機能が低下するだけでなく、吸い上げた水分の蒸発が妨げられ水を含んだままになるため雑菌が繁殖しやすくなります。
放置するればカビが生え、空気清浄機の内部だけでなく排気口からカビを放出してしまうことになり兼ねません。
空気清浄機で空気を汚してしまっては本末転倒もいいところだと思いませんか?!
加湿フィルターのお手入れ方法
さて、何かとトラブルの多い空気清浄機の加湿フィルターですが正しいお手入れを実施していればカタログにあるように10年の耐久年数近く使用することができます。
お手入れの方法はカタログに書いてあるはずなのですが、なかなか正しく実施できていない人も多いのではないでしょうか。
メンテナンスフリーの文句で忘れがちですが、加湿フィルターは定期的、継続的なメンテナンスが不可欠ですので正しいお手入れ方法をここで覚えていきましょう。
月に1度つけ置き洗い
毎日使用する場合は月に1度は中性洗剤で洗浄します。
まず、桶に40℃以下のぬるま湯をはります。
お風呂に入る前に桶にお湯をとっておくと簡単ですね。
ぬるま湯に台所用中性洗剤をいれ加湿フィルターを枠ごと沈め、約30~60分間つけ置きしてください。
つけ置きが終わったら水で十分にすすぎ洗いをしてください。
1日8時間の使用する前提で1ヶ月に一度の洗浄ですので、もっと使用する場合はサイクルをはやめて洗浄しましょう。
シーズン終わりはクエン酸で
加湿フィルターは水道水に含まれる塩素が溜まりやすい環境になっておりますのでシーズンの終わりにはクエン酸で塩素を取り除きましょう。
洗浄方法は月1のお手入れと同じ、浸け置き洗いとなります。
40℃以下のぬるま湯3リットルに対してクエン酸を約20グラム入れ2時間つけ置きします。
十分つけ置きした後、柔らかいスポンジで枠部分を軽くこすり洗いしましょう。
硬いブラシや、たわしを使ってこすると枠が傷ついたりフィルターに穴が開く可能性がありますので注意が必要です。
使用後は日陰で十分に乾かした後、本体に取り付けます。
あまり馴染みはないですがクエン酸は薬局でも入手可能です。
フィルターを洗ってもすぐに臭いが。。
劣化によるフィルター寿命
数年放置してしまったり、水を入れたまま長い間放置してしまった場合、洗浄してもすぐにフィルターから臭いがしてしまうことがあります。
こうなってしまうとすでにフィルターが寿命を迎えてしまっている可能性が高いですのでフィルターの交換しか打つ手がなくなってしまいます。
しかし、交換用加湿フィルターは物によっては3000円前後するものもあり正直購入を躊躇してしまいがちです。
公式サイトよりもアマゾンや楽天なら比較的安く購入することが可能です。
一覧表を作りましたので少しでも安く手に入れたい方はこちらをご覧ください。
【保存版】シャープ(SHARP)空気清浄機加湿フィルター対応一覧
空気清浄機内部の汚れ
加湿フィルターを交換してもなお異臭がする場合があります。
この場合はカビや雑菌がフィルターを通過して本体内部で繁殖してしまっている可能性があります。
本体内部でカビが繁殖してしまうと本体を解体するしか清掃する方法がなくなってしまいます。
こうなる前にフィルターの状態を維持し、内部に余計な雑菌を送り込まないよう対策しておく必要があるのです。
まとめ
加湿機能付きの空気清浄機は場所を取らないので便利ですが、その反面定期的なメンテナンスが増えてしまいちょっと面倒ですよね。
しかし、暖房を頻繁に使用する冬場はどうしても室内が乾燥しがちです。
受験生や、会社員の方、インフルエンザに負ける訳にはいかないという時に加湿機能は非常に重要なアイテムとなりますのでいざという時、使えないということにならないよう正しくお手入れをしていきましょう!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません